外向的な人は仕事でも4つの明確なメリットがあるという話

外向性

 

外向性は色々な面でメリットが確認されています。そんな中、外向的な人が職場で持つ利点を調査したレビューで、90%の変数に対してポジティブな影響を及ぼすと発表されました。

 

職場における外向性の利点を調査した定量的レビュー

この研究(1)は外向的な人が職場で持つ利点を調査した定量的レビューです。対象となったのは1990年から2019年1月までのメタ分析で、最終的に91件のメタ分析・165件の変数が含まれました。メタ分析を定量的にレビューした論文なので、かなりガッツリとした調査となっています。

そして、結果は90%の変数に対して外向性の高さがポジティブな方向に影響を及ぼすと示されました。基本的に外向性の高さは職場においてメリットになりやすいということですね。

その中でも特に明確な利点があるのは以下の4つでした。

 

仕事での外向性の利点

  1. モチベーション
  2. 感情
  3. 対人優位性
  4. パフォーマンス

 

それぞれ見ていきます。

 

1.モチベーション

最初の利点は仕事のモチベーションを高めやすいという点です。外向的な人ほど、報酬刺激や目標、成長の機会に対する感受性が高い上に、目標を達成するために必要な自己効力感(自信)も強いという特徴があります。

また外向的な人は他者への動機付けとして以下のような特徴が挙げられています。

 

他者への動機付け

  1. 他者に影響を与え地位を獲得し社会的に認知された成功を達成しようとする
  2. 斬新で刺激的な経験を持つ(変化への開放性あり)
  3. 他者と協力し支援する

 

全体的に見て、仕事のモチベーションに必要な要素を持っているわけですね。

 

2.感情

外向性の特徴として高いレベルのポジティブな感情を頻繁に経験することが挙げられます。これは報酬を得る楽しみに関連しているので、モチベーションの優位性にもつながるとか。

また外向性は仕事に対する積極的な職務態度(キャリア満足や人生満足度)と一般的な態度(幸福度)と実質的に関連もしています。しかも、ワークライフ”アン”バランスやネガティブな経験に対する保護としても機能します。

このように外向性の感情的優位性はポジティブな感情の頻繁な経験から有益な結果が出ているわけです。

 

3.対人優位性

3つ目の利点はコミュニケーションの利点ですね。外向性はコミュニケーションの流暢さや他者に関心を持つ特徴があります。

言い換えれば、外向的な人はコミュニケーション能力が高いため、色々な状況でも適応する傾向があるわけです。これは就職面接や交渉においてとても有利な特徴と言えます。

また外向性はリーダーシップスキルと強い関係があるともわかっています。他者と交流し導く上で優れたスキルです。

 

4.パフォーマンス

ここまでの説明でもわかるように、外向性は高いモチベーションを持ち、積極的で適応性に優れ、コミュニケーション能力とリーダーシップを持つので、仕事で良いパフォーマンスを発揮する可能性が高いです。

また研究では外向性が職務パフォーマンスの高い評価と関連していると示されました。このパフォーマンス上の利点は「アクティブ」と「報酬を受け取ること」の2つの要素があると考えられています。

アクティブはモチベーションの利点の行動表現で、イノベーションや職務特性の適応、キャリア機会の獲得などです。一方の報酬を受け取ることは多くの昇進や高い給与を望むことに関係しているので、それを生み出す行動を強化します。

要するに外向性のパフォーマンス優位性は仕事での高いパフォーマンスを発揮し、積極的に行動、職場で望ましい報酬を受け取る確率を高めるわけです。

 

まとめ

ここまで見てきたように外向性の高い人は職場でも利点が多めとわかりました。ただ注意したいのは仕事やキャリアの成功は外向性だけが決定要因ではないという点です。実際には複数の性格特性や認知能力などが絡むので、一概に高ければOKというものでもありません。

また外交的な人に利点があるからといって、内向的な人は不利ということはないです。実際に研究でも、内向的な人が大きな成果を上げることは多くあります。というのも、内向的な人は専門知識や能力を持つ可能性が高いので、外向性とは別のやり方で成功するわけです。

 

それではぜひ参考に。

 

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