サプリ・食事療法で心血管は健康になれるかをガッツリ検証した研究

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サプリ

 

イヴ
今回はサプリ・食事療法で健康になれるのかをガッツリ検証したアンブレラレビューです。

 

サプリ・食事療法と死亡率や心血管疾患のアンブレラレビュー

この研究(1)はサプリメントや食事が心血管疾患と関係しているのかを検証したアンブレラレビューです。

 

イヴ
アンブレラレビュー・・・?
ニコ
アンブレラレビューとは、系統的レビューをさらにまとめて分析したものですね。一部の研究では最もエビデンスレベルが高いと結論づけているものもあります。

 

で、今回の研究ではランダム化比較試験のメタ分析を対象にしていて、質が高い上にサプリ・食事と幅広いのが特徴です。

論文を精査して選択基準を満たしたのが105件のメタ分析で、合計277件のランダム化比較試験でした。凄まじい数ですね。ちなみに合計サンプル数は992,129人です。

それぞれ分析すると、主な結果は以下のような感じでした。

 

結果

  • 塩分摂取量の減少は正常な血圧の人で全死因死亡率(10%)・心血管死亡率(33%)を減少させた:中程度
  • オメガ3脂肪酸サプリは心筋梗塞リスクの8%減少と関連していた:低い
  • 葉酸は脳卒中リスクの20%低下と関連:低い
  • カルシウム・ビタミンDの併用は脳卒中リスクの17%増加と関連していた:中程度
  • 他のサプリや食事療法はリスクとの関連なし

 

これらの結果から、一部のサプリや食事療法が心血管疾患リスクを低下させるとわかりました。

塩分摂取量を減少させるだけで、死亡率や心血管死亡率が減少するのはいいですね。ただし、他の研究ではナトリウム摂取量の減少は高ナトリウム摂取量の高血圧の人に限るべきと結論づけている研究もあって、議論の余地があるようです。

しかし、今回は有意な影響を示したのは一部だけでした。

 

マルチビタミンやセレン、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD単独、カルシウム単独、葉酸、鉄などの他のサプリメント、また地中海式ダイエットや飽和脂肪摂取量の減少、脂肪摂取の調整、食事脂肪摂取量の減少、オメガ3脂肪酸またはオメガ6脂肪酸の摂取量増加などの食事介入は、死亡率または心血管死亡率の転帰に有意な影響を及ぼさないようであった。

 

多くのサプリや食事療法は死亡率・心血管死亡率に有意な影響がないとわかりました。これも今回の研究でわかった大きなポイントです。

またカルシウムとビタミンDの組み合わせも脳卒中リスクの増加が確認されているので注意が必要です。

それではぜひ参考に。

 

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