睡眠学習は厳しい!けど、〇〇を睡眠中に使えば記憶力が16%高くなる

2019年5月12日

ベッドルーム

 

音声を流して記憶するような睡眠学習が難しいのは有名な話です。しかし、別の研究では勉強中と同じアロマを睡眠中に焚くことで記憶力を向上させると示されています。

 

アロマを使って睡眠学習をした研究

この研究(1)は33人の男女を対象として記憶課題の勉強をしてもらいました。勉強中はどちらかのニオイを全員に嗅がせました。

 

匂いの種類

  1. 甘酢っぱい焦げた香り(不快なニオイ)
  2. レモンの香り(快適なニオイ)

 

半々でどちらかのニオイを嗅がせた上で、以下の3グループに分けています。

 

グループ分け

  1. 睡眠中に学習中と同じニオイ群
  2. 睡眠中に学習中と異なるニオイ群
  3. 無臭群

 

つまり、勉強をし終えた日の夜にもニオイを嗅がせたわけです。結果は以下のような感じ。

 

結果

  • 同じ匂い群は約16%多く記憶していた
  • 異なるニオイ群は無臭と変わらなかった
  • 学習中に提示されたニオイの種類は特に影響なし
  • 3つのグループで睡眠の質に有意差はなかった

 

これらの結果から、睡眠中は勉強時と同じニオイを嗅げば記憶の定着が良くなるとわかります。特にローズマリーは記憶力の改善が確認されているので、一石二鳥です。

 

ローズマリー

 

またニオイの記憶改善で睡眠の質に悪影響が出ていないのもいい感じですね。ちなみに論文では別の研究結果を紹介されています。

 

過去の研究結果

  1. 左海馬を活性化
  2. レム睡眠がない場合も記憶を即時安定化させる
  3. 創造性を改善した

 

正直かなり良いことづくめなので、勉強中にしかアロマを使っていない人は試してみるべきです。個人的なオススメは勉強でローズマリーを使って、睡眠でローズマリーを使うというやり方です。

 

勉強と睡眠

 

それではぜひ参考に。

 

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