紙の本は捨てるな!現状電子書籍のほうが読解力で劣るようだ

Kindle

 

イヴ
今回は読書における媒体の比較を紹介します。

 

紙の本と電子書籍で読解力を比較したメタ分析

この研究(1)は読書媒体が読解力にどう影響するのかを調査したメタ分析です。対象は2000年から2017年に発表された研究で、精査された54件の研究が基準を満たしていました。

メタ分析は169,524人の参加者と58のメディアが含まれた大規模な分析となりました。結果は以下のような感じ。

 

結果

  • デジタルは紙よりも有意に低い読解力だった(-0.21)
  • 紙の利点は読書に時間制限があるときに著しく大きくなった
  • スクリーンによるデメリットは過去18年間で増加していて、年齢による差はない

 

これらの結果から、現状は紙の方が優れているとわかります。

 

イヴ
んーでも、0.21って効果が小さいんじゃなかったっけ?
ニコ
一般的にはそうだ!しかし、著者は以下のように考えている!

 

メディアに見られる効果の大きさ(-0.21)は小さいが、読解力研究の文脈で解釈することが重要である。 小学校では、読解力の年間成長率は0.32であると推定されている。
また読解力に関する介入研究の平均効果は0.45だった。このようにメディアの効果は、小学校での理解の年間成長率の約2/3、治療的介入の効果の1/2を表すため、教育の文脈において関連性があると考えられる。

 

他の研究にある効果サイズから考えると、関連性があると判断できるようです。

また子供は画面のデメリットが解消される前に、デジタル機器を使用してしまう点を危惧されていました。研究のデータを見ると、年齢層を超えた課題で、テクノロジーの存在が増すにつれて深刻化します。

 

イヴ
紙に近いっていうKindleでもダメなの?
ニコ
最近の研究(2)だと、Kindleと紙の本で読解力に差がないという結果が出た!しかし、この規模の研究ではないから、参考程度にしてくれ!

 

現状は紙の本で読む方が良いとわかりましたが、今後技術が向上してデメリットなしで電子書籍が利用できる可能性は大いにあります。個人的には時間の問題と考えていますが、今は紙の本を読むのがオススメです。

それでは参考に。

 

 

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