オレンジジュースは記憶力が低下する可能性を47%減少と関連した大規模研究

オレンジジュース

 

最近発表されたコホート研究によると、野菜やフルーツジュースの摂取量と認知機能に関連があると発表されました。

 

野菜や果物と認知機能のコホート研究

この研究(1)は1986年の登録時に平均年齢51歳だった男性27,842人を対象に行われたコホート研究です。この調査では食事の評価や認知機能の評価を4年ごとに20年間回答してもらっています。食事の評価については以下のような項目を回答してもらいました。

 

食事のアンケート

  1. 各食品の消費頻度
  2. 平均食事摂取量
  3. 平均層エネルギー摂取量
  4. アルコール消費量
  5. 主要な食品群

 

また認知機能は6つの質問で評価しました。

 

認知機能の質問

  1. 最近の出来事を思い出すのが困難ではありませんか?
  2. 買い物リストのような短いリストを覚えるのに苦労しますか?
  3. 数秒の間で何かを覚えるのに苦労しませんか?
  4. 物事の理解や口頭の指示を従うのに困難はありませんか?
  5. グループの会話やテレビ視聴の後で、いつもより記憶力が悪くなることはありませんか?
  6. 見慣れた道で迷うことはありませんか?

 

ちなみにこの質問によるスコアはアルツハイマーに関係している遺伝子と強い関連があったり、うつ病や喫煙、高血圧、糖尿病などの認知症危険因子と関連が見られたりしています。

そして、結果は以下のような感じ。

 

結果

  • 参加者の54.7%が良好な認知機能、38%が中程度、7.3%が機能不良だった
  • 野菜を最も多く消費した人ほど、低い認知機能になる可能性が34%も低かった
  • オレンジジュースを毎日飲む人ほど、低い認知機能になる可能性は47%も低かった
  • 毎日果物を食べた人はわずかに有意だったが、影響は小さかった
  • 緑の葉を持つ野菜やカロテノイド豊富な野菜、ベリー系の果物の摂取量が多いと認知機能が低下する可能性が低い

 

これらの結果から、野菜やベリー系の果物、フルーツジュースの摂取量と認知機能が関連しているとわかりました。とはいえ、この研究はあくまで関連を示しているだけなので、実際に野菜や果物で防げているかは不明です。

この研究ではオレンジジュースの定期的な摂取が認知機能に対して保護的な役割を果たす可能性があるとしています。著者は以下のように述べています。

 

この研究は、果汁摂取と認知機能の予測的関連性を調べた数少ない研究の1つである。果汁と中程度および悪い認知機能との強い用量反応関連性を見出した。特にカロテノイドβ‐クリプトキサンチンの主要な供給源であるオレンジジュースが、この関連性の主な原因であった。

 

メモ

カロテノイドβ‐クリプトキサンチンとは、カロテノイド色素の一種です。オレンジの色の素になっています。この濃度が高い人は動脈硬化や肝機能障害などのリスクが低いとわかっています。

 

この研究では因果関係がわかりませんが、20年以上の追跡調査で長期的な食べ物の摂取との関連がわかりました。長期的に見て、野菜や果物、フルーツジュースを定期的に摂ることの重要性がわかります。

この論文では特に重要と思われる食べ物として以下のものを挙げています。

 

オススメな食べ物

  1. 緑の葉を持つ野菜
  2. カロテノイドが豊富な野菜
  3. ベリーフルーツ
  4. オレンジジュース

 

それではぜひ参考に。

 

 

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