新しい研究では、夜から勉強をはじめて睡眠を挟むことで記憶力を劇的に向上させると発表されました。
インターリーブと睡眠の組み合わせで劇的に記憶力が向上
この研究(1)は40人の学生を対象に、スワヒリ語を記憶する勉強をしてもらいました。勉強は2回行われていて、参加者全員12時間あけて行われました。ただこの実験ではあけ方をランダムで以下の2つにわけています。
グループ分け
- 覚醒群(20人):午前9時→午後9時
- 睡眠群(20人):午後9時→睡眠→午前9時
そして参加者全員、勉強の当日と1週間後と6ヶ月後にテストを行いました。結果は以下のような感じ。
結果
- 12時間後の翻訳数は睡眠群の方が多かった
- 一週間後のテストで睡眠群はほとんど忘れていなかった
- 6ヶ月後のテストでも、睡眠群は覚醒軍を有意に上回った
これらの結果から、復習をするときは起き続けるよりも睡眠をとってから行う方が長期記憶ができるとわかります。
逆にいえば、朝やった勉強を夜復習するのはそれほど効率的ではないと言えます。もし復習するなら、睡眠をとったあとで再学習する時間を作った方がはるかに効率が良いです。著者はこの勉強法を「インターリーブ睡眠」と呼んでいます。
勉強の計画をたてるときは「夜→午前」を1セットにしてみてはいかがでしょうか?
それではぜひ参考に。