読書の6つの科学的な効果まとめ!本を読むメリットがヤバイ

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読書の効果

 

イヴ
今回は読書の科学的な効果について解説するよ!

 

読書の6つの効果

1.ストレス解消

読書のストレス解消効果は音楽やウォーキングを上回る効果があります。

サセックス大学の研究(1)によると、6分間の読書で68%もストレスが解消されました。

ちなみに他の方法だと以下のような結果です。

 

音楽61%
コーヒー54%
ウォーキング42%
ゲーム21%

 

この効果はアメリカ心理学会も認めていて、ストレス解消法としても推奨されています。

 

2.長寿になる(死亡率が20%減少)

読書の習慣のある人は長寿という研究もあります。

3635人を対象としたコホート研究(2)によると、1日平均30分読書する人はしない人と比べて20%も死亡リスクが減少しました。

 

この研究は50歳以上の成人を対象として「本を読むグループ」と「読まないグループ」に分けました。

それから12年間の追跡調査を行うと、本を読むグループの死亡リスクが20%減少していたわけです。

 

ちなみに定期刊行の雑誌よりも小説の方が有意に強い優位性がありました。

著者らは以下のようにも言っています。

 

65歳以上の人は1日平均4.4時間テレビを見ています。本を読む様努力することは長生きするためには有益かもしれません。また参加者の多くは本よりも定期刊行誌を読んでいたので、雑誌から本へ切り替えることは寿命の向上に価値があるかもしれません。

 

1日30分でも読書の習慣をつけたいですね。

 

3.生涯収益との関係

読書と収入が関係しているのは有名な話ですよね。

パトヴァ大学の研究(3)によると、子供の頃に読んだ読書量で収入が変わると発表されています。

 

この研究は1920~1965年に生まれた5828人のヨーロッパの人を対象に行われました。

対象者には10歳のとき、家にどのくらい本があったかを質問します。

で、グループは以下の5つに分けました。

 

グループ分け

  1. 10冊未満
  2. 11~25冊
  3. 26~100冊
  4. 101~200冊
  5. 200冊以上

 

結果は、10冊以上の本を読んだ子供は生涯所得が21%高かったです。

ちなみに10冊以上となると、収入に違いはありませんでした。

著者らは本が将来の経済的成功の重要な指標になると言っています。

 

社会経済的地位と読解力にも関連がある

中国の研究(4)では、社会経済的地位と読解力の関連が見られています。

この研究も149人の小学1年生を対象にしたもので、両親の学歴や収入、職業まで調査しました。

 

すると、やはり社会経済的地位と読解力は関連が見られました。

特にこの研究ではどういった関連かも発見しています。

 

社会経済的地位→語彙知識→形態学的認識→読解力

 

という流れみたいです。

 

ニコ
この流れから察するに「社会的地位の高い親ほど、良い教育が受けさせている」ということなのかもな!

 

4.脳機能を高める

読書は脳機能を高めるとわかっています。

72人の8~12歳の子供を対象にした研究(5)では、脳内の信号を効率的に伝達する白質の能力が増加しました。

この研究では、以下の3グループで比較しています。

 

グループ分け

  1. 本を読まないグループ(47人)
  2. 通常レベルのグループ(25人)
  3. よく本を読むグループ(12人)

 

実験では本を読まないグループの子供にのみ100時間の読書指導プログラムをやってもらいました。

このプログラムは週に5日で1日50分行われます。

 

結果は読解力と白質が著しく増加しました。

ここで重要なのは読書のトレーニングで、読解力と左半球白質の両方を高められる点です。

 

認知機能の低下も抑制される

読書は高齢者の認知機能低下を抑制する働きもあります。

1651人の55歳以上の人を対象としたコホート研究(6)で、認知活動が認知機能低下を遅らせていると発表されました。

ここで言う認知活動とは、

 

認知活動

  • 読書
  • 図書館へ行く
  • 手紙を書く

 

などが含まれています。

で、認知機能の検査を年1回平均5.8年受けてもらいました。

 

結果は頻繁な認知活動が認知機能低下を抑制していたわけです。

認知活動レベルの上昇は、認知機能低下の変動率の15%を占めていました。

読書は認知機能低下の抑制にも良さそうです。

 

5.心を読む力/共感能力が高くなる

読書はコミュニケーション能力や共感能力が高くなるとわかっています。

実際に色々な研究(7)で、読書をしている人ほど人の心を理解する力/共感能力が高いと出ています。

 

で、特に話題になったのが2013年の研究(8)で、文学小説が心を読み理解する能力を向上させたという発表です。

この研究では文学小説がノンフィクション小説や一般的な小説を読むよりも心を理解する力を向上させました。

 

しかし、その後で発表された研究(9)では(8)の研究と同じ結果が出なかったり、実験に不備があったりで否定されました。

それから(8)の研究を発表したハーバード大のデビッドコマーキッド氏は実験を見直して、発表しています。

 

それが(10)の研究ではデータとしてふさわしくないサンプル70人を除いて再分析しました。

対象になったのは245人の男女で、再度分析しました。

 

すると、結果は以下のような感じ。

 

結果

  • 文学小説は一般的な小説よりも高いパフォーマンス
  • 文学小説とノンフィクションは違いなし
  • ノンフィクションは人気フィクションよりも優れたパフォーマンス

 

一度は否定されたものの、再分析でも文学小説は心を理解する能力に役立つ可能性がありますね。

 

6.親子での読書が識字率向上と語彙増加をもたらす

親子での読書が子供の語彙を増加させるとわかっています。

これは親子での読書における付加価値を調査したメタ分析(11)で示されました。

このメタ分析はダイアロジックリーディングについて調査したものです。

 

イヴ
ダイアロジックリーディングとは、ただの読み聞かせではなく、対話型で話しかけながら行う読み聞かせのことだよ!

 

このメタ分析は最終的に16件の調査が行われました。

内訳は以下のとおりです。

 

内訳

  • 受容語彙と表現語彙の両方が8件
  • 受容語彙のみが7件
  • 表現語彙のみが1件

 

受容語彙とは文章を読んだり聞いたりできる単語で、表現語彙は文章を書いたり話したりできる単語のことです。

で、結果は表現語彙に対して中程度の効果があり、受容語彙に対しては小さい効果がありました。

 

つまり、親子での読書では対話をしながら読み聞かせをすることで、読書の効果を強化することができるわけです。

著者らは、以下のように言っています。

 

明らかに物語が言語発達を促進するだけではなく、親が自由回答式の質問をして回答を引き出すことが重要です。

 

ちなみにびっくりする注意点ですが、効果のある対象は2~4歳と限定的で、5~6歳にはほとんど効果がありませんでした。

やはり、小さい頃の読書はとても重要みたいですね。

 

おまけ:子供が単独で読むより大人と一緒に読んだ方が読書習得を促進するかも

読書スタイルと受容語彙、識字率の影響を調査した研究(12)では、読み聞かせは高い受容語彙スコアと読み聞かせスコアを高くするかもと発表しました。

この研究は幼稚園児46人を対象として、「読み聞かせ」「単独で読書」の2つに分けました。

 

で、それから語彙テストや眼球運動の測定をしています。

結果は高い受容語彙スコアと読み書き能力を持つ子供は絵本の文章を長く読む傾向がありました。

 

そして、文章を長く読む割合は単独で読むよりも読み聞かせの方が高かったです。

この結果は声を聞きながら、文章と声を一致させる作業が読書に置いて重要なステップとわかりました。

著者らはこのことから、読み聞かせは読書の習得を促進するかもと結論づけています。

 

まとめ

読書の科学的な効果を見てきましたが、脳だけではなく、収入や寿命、ストレスにも影響しました。

ここまで来ると、読書をしない損失の方が大きそうですね。

それではぜひ参考にしてみてください!

 

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