パフォーマンスの維持を大規模に検証した研究では、休憩が唯一パフォーマンスを回復させると示されています。
パフォーマンスを維持できるのは休憩?継続?切り替え?
この研究(1)は集中力が必要な作業をしているときに、別の作業に切り替えたら回復できるかを検証した研究です。実験は2つやっていて、どちらも中々大規模でした。
1つ目が大学生266人で、2つ目が520人を対象としています。参加者には5分未満で集中力の減少が確認されている課題をやってもらって、途中で以下の3つに分けました。
グループ分け
- 休憩
- 継続
- 別の課題に切り替え
実験2では5グループですが、切り替え群が増えただけなので、上の3つとお考えください。(今回は省略)結果は以下のような感じ。
結果
- 休憩後に知覚感度が大幅に上昇
- 休憩後に反応時間が大幅に短くなった
- 継続は知覚感度の減少・反応時間の増加をもたらした
- 休憩は継続や切り替えよりも著しく優れていた
休憩が圧勝しました。他群は作業を続けたり課題を色々切り替えたりしたものの、休憩ほどの効果は得られませんでした。
このことから著者は以下のように述べています。
理論的観点からは集中を要する作業を完全に休止させることが、完全なパフォーマンスの回復に必要です。
結局のところ、完全に作業を辞めて休まないとパフォーマンスは下がっていくとわかります。特に継続の図を見てほしいのですが、ぶっ通しで作業を続けるのは避けた方が良いです。
ということで、仕事や勉強でもひとつのことを続けてやるのは避けて、こまめに休むのがベストです。休憩するのが苦手な人はポモドーロテクニックが非常におすすめです。
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【保存版】ポモドーロテクニックの全まとめ!集中力を高める時間管理術とは?
それではぜひ参考に。
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