強いストレスがBDNFを減少させて、海馬の小さな体積と関係する

脳

 

イヴ
今回は高いストレスとBDNFの低さについて解説します。

 

高いストレスとBDNFの関係

イヴ
そもそもBDNFって何なの?
ニコ
BDNFとは、脳細胞の増加に必要なタンパク質のことだ!主に神経細胞の成長や維持が役割となっている!ざっくり言うと、脳の栄養みたいなものだな!

 

この研究(1)は49人の精神疾患患者と30人の健康な人を対象に行われました。調査したのは以下のものです。

 

調査したもの

  1. BDNF
  2. インターロイキン-6:炎症や免疫に関わる物質
  3. TNF-α:腫瘍壊死因子唾液コルチゾール:ストレスホルモン
  4. 海馬体積をMRIスキャン(19人のみ)

 

イヴ
んー?なんか難しそうなのを調べたんだね・・・?
ニコ
これもストレスや脳の栄養がどのくらいあるのかを調べたと考えてくれればいい!

 

結果は以下のような感じ。

 

結果

  • 精神病持ちはBDNF遺伝子発現の減少
  • 精神病持ちはインターロイキン6やTNF-αの増加示した
  • 精神病持ちはストレスが有意に高かった
  • 日中のストレスホルモンやBDNFレベルは左の海馬体積と関係していた

 

これらの結果は炎症の増加やストレスホルモンの増加とともにBDNFが減少し、左海馬の小さい体積に関係していると考えられます。他の研究も含めて言うと、ストレスがBDNFレベルに悪影響を及ぼすという考えを支持しているとか。しかも、この影響は精神病持ちに強く現れます。

 

イヴ
うわ~!ストレスが増えると、脳にも悪影響があるんだ・・・!
ニコ
そうだな!だが、あくまで相関だから、別の解釈もできるぞ!

 

著者は以下のように述べています。

 

高レベルのストレスとBDNF発現の減少との間に観察された関連性は別の解釈をすることができる。例えば、逆の因果関係を通じて、BDNF発現の減少は、これらの患者における認知能力および性格特性に対する影響を通じて、ストレッサーの数の増加につながる可能性がある。

 

どちらにせよ、高いストレスとBDNFの減少は関連しています。あらためてストレス発散の重要性がわかりますね。

それではぜひ参考に。

 

 

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