睡眠不足はストレスを増大させるが、悪影響は増大させない

睡眠不足

 

睡眠不足とストレスの研究では睡眠不足はストレスを増加させるものの、悪影響は増大させないと示されました。

 

睡眠不足はストレスを増加させるのか?

この研究(1)は124人の若年者と94人の高齢者を対象として行われました。参加者はランダムで以下の4つに分かれてもらいます。

 

グループ分け

  1. 睡眠+ストレステスト
  2. 睡眠+プラセボテスト
  3. 睡眠不足+ストレステスト
  4. 睡眠不足+プラセボテスト

 

睡眠不足群はテスト前日の10時から研究室で、映画や読書、コンピュータ、ゲームをしました。睡眠群は家で最低7時間眠るよう求めています。

またストレステスト群はトリーア社会ストレステストを受けてもらいました。このテストはストレスを与えるのが目的で、自分の仕事や能力について5分間スピーチするという内容です。プラセボテストは自分が見た本や映画について5分間スピーチしました。

そして、唾液サンプルやストレスのアンケート、心拍数、認知テストを行って、実験を終了しました。

 

結果

  • 睡眠不足群は主観的ストレス・コルチゾールともに有意に高かった
  • 睡眠+プラセボテスト群はストレスが大幅に減少した
  • ストレステストの影響は睡眠・睡眠不足でも変わらなかった

 

これらの結果から、睡眠不足が社会ストレスの悪影響を有意に増加させないとわかりました。とはいえ、睡眠不足はストレスレベルを高めると示されているので、注意が必要です。この結果について著者は以下のように述べています。

 

著者らの主な仮説は急性心理社会的負荷に対するストレス反応が睡眠不足の個人で増幅されるであろうということであった。しかし、睡眠不足はどのストレス尺度に対しても反応パターンを有意には緩和しなかった。睡眠不足と正常な睡眠の後、ストレス評価やコルチゾールはストレステストに反応して増加し、その後回復期を通して同様に低下した。

 

睡眠不足でストレス反応が増えなくても、睡眠不足がストレスを高めることはわかりました。睡眠不足の悪影響はストレス以外にもあるので、こちらもオススメです。

 

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それではぜひ参考に。

 

 

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