自然な笑いでストレス解消!は有名だけど、模擬笑いはストレスに効果ある?

笑う

 

笑うとストレス解消になるのはよく知られています。しかし、偽の笑いがストレスを解消できるかは知られていません。そんな中で発表された研究では、模擬笑いでもストレスホルモンを減少させられると発表されました。

 

自然な笑いと模擬笑いはどのくらいストレスホルモン減らせる?

今回の研究(1)は笑いヨガが自然な笑いと同じくらい効果があるかを調査したものです。対象になったのは120人の医学生で、以下の3つにランダムで分けられています。

 

グループ分け

  1. 笑いヨガ(40人):模擬笑い
  2. コメディ映画(40人):自然な笑い
  3. 読書(40人):対照群

 

それぞれ30分実施しました。笑いヨガは「はははは」と笑いながら行うヨガのことです。笑いとしては自発的に行う笑いです。イメージしづらい方は以下の動画を参考に。

 

 

コメディ映画はアメリカのコメディ映画「ディクテーター」という作品を採用しています。読書グループはユーモアを含まない本を提供し、昼寝などは禁止しました。

そして、唾液サンプルを採取して実験は終了です。結果は以下のような感じ。

 

結果

  • コメディ映画と笑いヨガは唾液コルチゾールレベルを有意に減少した
  • 自然な笑いは模擬笑いよりもコルチゾールへの効果を長くした

 

結果は自然な笑いと模擬笑いのどちらもがストレスホルモンを有意に減少させました。特に面白いのは、自然な笑いは効果が長い点です。

具体的には、笑いヨガでコルチゾールレベルの低下が30分後に鈍化しましたが、自然な笑いでは継続していました。つまり、自然な笑いと模擬笑いではコルチゾールへ異なる影響を与えているということですね。

著者はこの結果について以下のように述べています。

 

現在の調査結果は笑いヨガとコメディ映画の両方がストレス反応の低減に有効であると示唆する。しかし、そのメカニズムは両者で異なっていた。笑いヨガはコメディ映画を見るよりも即効性があるかもしれません。笑いヨガ群は介入直後にC/D比の急激な減少を示したが、コメディ映画群ではC/D比の急激な遅延減少が観察された。

※C/D:コルチゾール/デヒドロエピアンドロステロン

 

自発的に笑うのはストレス対策として意外と優秀で、ストレスホルモンの減少だけでなく、即効性という意味で効果があるかもしれません。さすがに一人で笑うのは大変なので、面白い動画を大げさに笑うでも効果がありそうです。

個人的にはお笑いが好きでケラケラ笑っているわけですが、ストレスホルモンの減少を確認できて良かったです。

 

それではぜひ参考に。

 

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