日々の皿洗いをストレス解消に変える方法がとても勉強になった話

皿洗い

 

マインドフルネスはストレス解消に効果的というのは有名な話です。フロリダ州立大学が発表した研究では、日常的な皿洗いにマインドフルネス要素を組み合わせることでポジティブな感情を促進するという調査結果が出ました。

 

日々の皿洗いをストレス解消に変えた研究

この研究(1)は食器洗いがマインドフルネス状態を促進するのに使用できるかを調査したものです。参加者は51人の大学生で、以下の2つに分かれてもらっています。

 

グループ分け

  1. 短いマインドフルネスを含めた皿洗い:26人
  2. 短い説明的な皿洗い:25人

 

それぞれのグループで説明が違うので、見ていきます。短い説明的な皿洗いは普通の皿洗いを説明しました。

 

説明的な皿洗い

水温を確認して水を準備します。食器用洗剤を入れて、水で食器洗いを開始します。洗うときは最も軽い汚れの食器類から先に洗ってください。そして、お湯で満たされた桶を使用して、皿をきれいに洗い流します。そして、タオルがきれいになっていることを確認し、乾かします。タオルが湿ったら交換しましょう。

 

マインドフルネスを含めた皿洗いの説明は以下のような感じ。

 

マインドフルネスの皿洗い

食器を洗うときは自分が食器を洗っていることを意識しなければなりません。私が台所に立ち皿洗いをしているという事実は驚くべき現実です。私は完全に自分自身であり、呼吸に従い、自分の存在や思考、行動を意識しています。ボトルがあちこち波に叩きつけられているように、ぼーっとしているわけにはいきません。洗い物をしているときに皿洗いを急いで仕上げようと考えているのであれば、「皿洗い」ではないし、皿を洗っている間を生きていません。皿を洗えないなら、お茶を飲めなくなる可能性が高いです。お茶を飲んでいる間、私たちは他のことを考えているので、手にあるコップにほとんど気づいていません。したがって、わたしたちは未来に吸い込まれ、実際には1分の人生すら生きることができていません。

 

このようにマインドフルネスの説明が中心で、皿洗いの説明はありませんでした。上記のような説明をした上で、参加者には同じ18セットのきれいな皿を洗ってもらいました。

それからアンケートに回答してもらっています。

 

診断内容

  1. 心理的な幸福度
  2. マインドフルネススコア
  3. 感情の状態
  4. トロントマインドフルネススケール
  5. 食器洗いの楽しさ
  6. 状況と時間の認識:皿を洗った数や皿を洗った時間の見積もり

 

回答したら、実験は終了です。結果は以下のような感じ。

 

結果

  • マインドフルネス群は食器の洗浄に長い時間を感じた(実際の時間は変わらない)
  • マインドフルネス群は神経質のスコアが27%も減少した
  • マインドフルネス群は緊張が著しく軽減された
  • マインドフルネス群はインスピレーションの評価が25%も増加した

 

結果はマインドフルネス皿洗いがポジティブな感情を促進し、ネガティブな感情を減少させると示されました。非公式な方法ではありますが、マインドフルネススコアで顕著な結果が出ています。

特にマインドフルに食器洗いをすると、神経質や緊張が著しく軽減されて、インスピレーションの感覚が促進されました。マインドフルと日常的なタスクを結合することで、ここまで結果が出るとは面白いですね。

著者は今回の結果について以下のように述べています。

 

これらの調査結果への影響は多様であり、マインドフルネスは幅広い活動を通じて培われる可能性があると示唆しています。 Hanhの非公式なマインドフルネス(会話、ウォーキング、食事など)のリストは、マインドフルネスを養うために使用できる活動のほんの一部にすぎない可能性が出てきました。意識的に余暇や職業活動にマインドフルな意識をすることは、マインドフルネスとポジティブな影響を促進するのに役立つかもしれません。

 

皿洗い以外にも、あらゆる活動に組み込める可能性が出てきたわけです。習慣的にやっていることをマインドフルにやってみるのも面白そうですね。日常生活のタスクにマインドフル練習を組み込むと、一過性の精神状態からより永続的な特性のような傾向へマインドフルネスの統合がより容易に促進される可能性があります。

また著者は正式な瞑想と日常的に組み込むやり方を結びつけるのが最も効果的かもと述べています。

 

正式なマインドフルネス瞑想とインフォーマルなマインドフルネスの実践を結びつけることが、ポジティブな感情と心理的な幸福を促進しながら、マインドフルな気質を深める最も効果的なアプローチである可能性があります。

 

今回は皿洗いにマインドフルを組み込む形でしたが、すべてのタスクと組み合わせられる可能性が出たのは素晴らしいですね。

それではぜひ参考に。

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Copyright© ネクストサピエンス│起業家の科学メディア , 2019 All Rights Reserved.