デジタルゲームがマインドフルネスアプリより仕事後の回復を促進した話

デジタルゲーム

 

今回はデジタルゲームがマインドフルネスアプリよりも回復を促進した研究を紹介します。

 

デジタルゲームはマインドフルネスアプリより回復的という研究

この研究(1)はデジタルゲームがマインドフルネスアプリよりも仕事後の回復を促進できるかという仮説を検証したものです。ここ最近は仕事後でも回復しづらいというのが問題になっています。というのも、今はスマホで仕事ができてしまうので、中々心理的に仕事から離れられないわけですね。

 

スマホの使用
これはツライ!仕事後にスマホを使うと心が休まらないという研究

 

そこで「仕事後のデジタルゲームが回復を促進できるのでは?」と考えて実験したのが今回の研究です。参加者は41人の大学生で、仕事のストレスを与えるために、PowerPointを通じて算術タスクを15分やってもらいます。

その後、以下の3つに分かれてもらいました。

 

グループ分け

  1. デジタルゲーム:ブロック!ヘキサパズル
  2. マインドフルネスアプリ:Headspace
  3. ハンドスピナー

 

それぞれ10分の休憩活動をしてもらい、アンケートに回答してもらいました。

結果は以下のような感じ。

 

エネルギー覚醒スコア

結果

  • デジタルゲーム群は興奮が減少し、エネルギッシュの覚醒が増加した
  • 休憩の楽しさは回復経験と有意に正の相関があった
  • デジタルゲーム群は回復スコアが時間とともに増加したが、マインドフルネスアプリ群は時間とともに減少した
  • 休憩の楽しさスコアは回復経験スコアやリラクゼーション、習熟度と正の相関を示した

 

デジタルゲームだけがエネルギーを大幅に増加させると示されました。また今回の研究で明らかになったのは、マインドフルネスアプリに効果がない点です。

今回の研究は実験を2つ行っていますが、エネルギー・回復経験スコアのどちらも改善できませんでした。幸福感や他のポジティブな影響に効果があるかもしれませんが、仕事後の回復には効果がない可能性がありますね。

 

著者は今回の結果について以下のように述べています。

 

著者らの定性的な調査結果は

①楽しみと個人の好みの役割:デジタルゲームを楽しむ人々が最も恩恵を受ける可能性がある
②回復ニーズにおける日々の変化:その日の需要に応じて活動の影響が異なる可能性がある
③予定していた活動の性質:デジタルゲームをするために特定の時間を持つことが特に効果的である

を強調する。

 

つまり、仕事後に楽しいゲームをすると、回復を促進できるというわけですね。その意味ではデジタルゲームも仕事終わりの休憩としてストレス発散になる可能性があります。

ちなみにマインドフルネスアプリが回復を促進しませんでしたが、マインドフルネス自体はストレス解消効果が科学的に認められています。

 

マインドフルネス瞑想
マインドフルネス瞑想のストレス解消効果ってぶっちゃけどうなの?

 

それではぜひ参考に。

 

 

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