女性を対象とした研究では、抱き枕にハグをするだけでストレスホルモンを有意に減少させると発表されました。
抱きまくらでコルチゾール減少が確認された研究
この研究(1)は18人の女性ボランティアを対象として以下の2つに分かれてもらいました。
グループ分け
- ハグ群:9人
- 電話群:9人
ハグ群は電話ができる抱きまくらで、両グループとも15分間の会話をしています。会話の相手は22歳の男子大学生でした。
そして、会話の終了後に唾液サンプルと血液採取を行い、アンケートに回答してもらって終了しています。結果は以下のような感じ。
結果
- ハグ群は有意に大きなコルチゾールの減少を示した(唾液・血液ともに)
- 主観的な報告では有意差がなかった
これらの結果から、抱きしめることが唾液・血液ともにコルチゾールを減少させるとわかりました。しかも、人の肌を積極的に刺激する必要はない可能性が出てきたのは良いですね。
ストレス解消としてマッサージなどがありますが、あそこまでやる必要はないかもしれません。また触れているのが人ではなく、無生物でも結果が出ているのも誰でも手軽にできるので素晴らしいです。
メカニズムは仮説ではありますが、姿勢か触感の質が影響している可能性があるとか。
抱き締める姿勢自体がコルチゾールレベルに影響を与えたかもしれません。
~中略~
ヒトのC-触覚繊維は、心地よい接触と神経内分泌学的反応との間の関連を媒介する可能性がある。
対人でのハグはオキシトシンを上昇させるともわかっていますし、抱きまくらで結果が出たのは嬉しいですね。
それではぜひ参考に。