高い給料は本当にやる気を上がるのか問題!メタ分析の結果はこちら

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給料と仕事の満足度

 

イヴ
今回は給料と仕事満足度の関係について解説します。

 

高い給料が高い満足度につながるかのメタ分析

この研究(1)は給与水準と仕事の満足度に関するメタ分析です。対象になったのは1990年から2007年にかけての1156件の論文でした。精査した結果、86件の論文が選択基準を満たしていました。

結果は以下のような感じ。

 

給料水準と仕事満足度

 

結果

  • 給与水準は仕事の満足度とわずかに正の相関(0.15)があった
  • また給与水準と給与満足度も小さな正の相関(0.24)があった
  • 研究間分析では仕事の満足度と給与レベルは無関係だった

 

これらの結果から、給与水準は仕事の満足度や給与の満足度とほとんど関係はありませんでした。極端な例をいうと、年収1500万円の弁護士は年収250万円のベビーシッターよりも仕事の満足度が低かったです。これはビックリ。

特に驚いたのは賃金満足度も関連性が低かった点です。給料の水準は仕事の満足度よりも給料の満足度と強い関係がありました。しかし、それでも小さい満足度としか関連していないことを示しています。

 

イヴ
高い給料でも仕事や給料に満足しているわけではないんだねっ!
ニコ
そうだな!個人レベルでは賃金よりも仕事の属性を重視する方が得策だろう!

 

また著者は給料と給料満足度の関係は相対的と述べています。

 

興味深いことに主観的幸福感に関する研究では収入が他よりも高い場合に限り、給与満足度が高いと示唆されている。たとえば、ある国で収入が増加すると、個人は自分の生活に満足しなくなる。なぜなら、自分の収入は増加しているのに、他人の収入も一般的に増加しているからだ。この論理に従えば、高賃金は組織内の賃金差が存在する限りにおいてのみ従業員を満足させることになり、雇用主にとって興味深い賃金政策上のジレンマを生み出す。賃金水準を区別することができ、最も高い賃金を得ているのが組織が維持したいと考えている水準である場合には、高い賃金分散の政策が合理的であろう。

 

良くも悪くも給料の満足度は人と比較して高いものだと、高くなる傾向があります。

それではぜひ参考に。

 

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